気になる口臭は消化器内科に相談を~口臭と胃のトラブルの関係について~
皆さん、こんにちは。
世田谷区の内科・消化器内科【用賀内科・消化器内視鏡クリニック】です。
「家族に口臭を指摘された」「マスクをしていると口臭が気になる」等、口のにおいに関するお悩みはございませんか?
口臭はデリケートな問題なので、誰にも相談できず、一人で悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
実は、口臭の原因のほとんどは口の中にあるといわれていますが、中には胃の疾患が関係している場合もあります。
今回は、胃の疾患が原因で起こる口臭の特徴や、口臭の原因となる主な疾患について詳しくお話しします。
酸っぱいにおいがするときは消化器内科を受診してください
口から酸っぱいにおいがする場合は、逆流性食道炎にかかっている可能性があります。
逆流性食道炎は、胃の内容物(胃液や食べ物)が食道に逆流して炎症を引き起こす疾患です。
酸を含む胃液が喉まで上がってくるため、酸っぱいにおいがします。
また、胃腸の調子が悪くなると食事をうまく消化・吸収できなくなり、発酵が進みます。
発酵することで「揮発性硫黄化合物(VSC)」を含むガスが発生し、血液の中に溶け込み、肺に運ばれた後に、呼気として口から排出されるのです。
揮発性硫黄化合物から発せられるにおいは強く、卵が腐ったようなにおいがすることがあります。
酸っぱいにおいや、発酵したようなにおいがするときは、消化器官に問題が生じている可能性がありますので、消化器内科を受診するようにしましょう。
胃のトラブルが原因の口臭を改善するために胃炎の治療をしましょう
口臭の原因が消化器の疾患にある場合は、その疾患自体を治療する必要があります。
ピロリ菌感染や過度なストレス・食生活の乱れなどが続くことで、胃の粘膜に炎症が起こります。
胃炎の状態では胃酸が出にくくなるため、食べたものが胃に停滞・発酵して口臭の原因となるのです。
胃炎が進行すると、胃痛や胃部不快感などの症状が出たり、胃潰瘍や胃がんができる恐れもあります。
そのため、できるだけ早く適切な治療を受けることが重要です。
胃炎や逆流性食道炎の症状がある場合には、胃粘膜を保護する薬や胃酸を抑える薬などを服用して症状の改善を目指します。
いつもと違うと感じたら「用賀内科・消化器内視鏡クリニック」にご相談ください
口臭を伴う胃の不調は、食事や生活スタイルが原因で生じる場合もあります。
東急田園都市線「用賀」駅北口から徒歩4分の【用賀内科・消化器内視鏡クリニック】では、お一人お一人のお話を丁寧におうかがいし、口臭の原因を特定し、適切な治療をご提案します。
なかなか治らない口臭にお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。