コラム

【世田谷区の内科】帯状疱疹になるとどうなる?予防効果を高めるワクチン接種について

皆さん、こんにちは。
世田谷区の内科・消化器内科【用賀内科・消化器内視鏡クリニック】です。

 

痛みを伴う湿疹が現れた場合、それは「帯状疱疹」の可能性があります。
「帯状疱疹」という名前を聞いたことがあっても、「まさか自分がなるとは思わなかった」と驚かれる方も少なくありません。
しかし、帯状疱疹は、水ぼうそうにかかったことがあれば、年齢や性別に関係なく誰にでも起こる可能性があります。

 

一般的には、早期の抗ウイルス薬の内服によりウイルスの増殖を抑えることができ、皮膚症状や痛みを和らげて、治るまでの期間を短縮することができます。

 

一方で、神経損傷が生じると帯状疱疹後神経痛(皮膚症状が治った後も、3ヶ月以上痛みが続くもの)という後遺症を引き起こしたり、重症化すると入院での点滴治療が必要となる場合があります。
皮膚に加えて目や耳の神経が障害されると、視力低下、めまいや耳鳴りなどの症状がみられることがあり、失明や顔面神経麻痺、難聴などの後遺症が残る可能性もあります。

 

今回は、帯状疱疹についてお話しします。

 

 

神経痛と痛みのある湿疹が特徴の「帯状疱疹」

帯状疱疹にかかると、身体の左右のどちらかの皮膚に神経痛のような痛みを感じるケースが多くみられます。
痛みの程度は、違和感やかゆみ、ピリピリ、チクチクとした痛み、針で刺されたような痛みなどさまざまです。
その後、赤い発疹が帯状にあらわれて、水疱(すいほう)となり、徐々に痛みが強くなります。

 

赤い発疹や水疱、ただれ、かさぶたが出現している期間は、神経と皮膚の両方で炎症が起こっているため、眠れないほどの強い痛みが生じたり、家事や仕事に支障が出たりすることもめずらしくありません。
また、顔や首など衣服で隠せない部分に水疱ができると、周りの目が気になり外出をためらってしまうこともあります。

 

数日から1週間ほどは神経痛のみで皮膚に異常が出てこない場合には、帯状疱疹との診断に至るのに時間がかかり、治療開始が遅れてしまうことも少なくありません。
部位は胸から背中にかけて最も多くみられ、赤い発疹からすべてかさぶたになるまでには3週間ほどかかります。

 

 

帯状疱疹の原因と予防のためのワクチン接種

帯状疱疹の原因は、水ぼうそうの原因となる「水痘・帯状疱疹ウイルス」です。
水ぼうそうは子どもに多い病気で9歳以下での発症が90%以上を占めているいと言われています。
しかし、水ぼうそうが治った後も原因となったウイルスは体内の神経節の中に残って潜んでしまいます。
その後、加齢や疲労、ストレス、糖尿病やがんなどさまざまな理由で免疫機能が低下すると、残っていたウイルスが活動を再開し増殖し始めます。
ウイルスは神経に炎症を起こしながら、神経を伝って皮膚に到着して帯状疱疹となるのです。


参考:厚生労働省「水痘」より >

 

帯状疱疹を予防するワクチンには「シングリックス」と「水痘ワクチン」の2種類があります。

 

種類予防できる疾患接種対象種類接種回数接種方法
シングリックス帯状疱疹50歳以上不活化ワクチン2回筋肉注射
水痘ワクチン水痘 帯状疱疹50歳以上生ワクチン1回皮下注射

 

子どものころに獲得したウイルスに対しての免疫は年齢とともに弱まるので、加齢とともに帯状疱疹の発症が増加する傾向にあります。
発症率は50歳代から発症率は高くなり、80歳までに約3人に1人が発症すると言われていますが、若い人に発症することも珍しくありません。

 

前述の通り水ぼうそうは子どもに多い病気ですが、2014年10月から水痘ワクチンの定期予防接種が始まったことから、水ぼうそうを発症する子どもは年々減ってきています。
水ぼうそうが流行すると帯状疱疹の発症が減少するという相関関係が明らかになっており、水ぼうそうの減少が帯状疱疹の増加の一つの要因にもなっています。

 

帯状疱疹に一度なった方でも、全身の体力や免疫機能が低下したときに、再度発症することもあるのです。
そのため、50歳以上の方を対象に、免疫機能を高める目的で帯状疱疹の予防接種を行っています。
もちろん、ワクチンを接種したからといって帯状疱疹を完全に予防できるものではありませんが、発症を抑えるだけでなく重症化を防ぐ効果が期待できます。

 

 

帯状疱疹かなと思ったら「用賀内科・消化器内視鏡クリニック」にご相談ください

帯状疱疹の治療では、ウイルスの活動を抑える抗ウイルス薬と、痛みを和らげる痛み止めを服用します。
帯状疱疹は適切な治療で改善できる病気ですが、治療をしないままでいると、後遺症や合併症につながるリスクがありますので、痛みや違和感がある場合はお早めにご相談ください。

 

世田谷区の内科・消化器内科【用賀内科・消化器内視鏡クリニック】では、帯状疱疹の予防接種を行っています。
予防接種の対象や副作用についても、丁寧にお伝えしますので、お気軽にお問い合わせください。

 

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